2017年05月20日
『【重大な欠陥】全国地震動予測地図2017年版、30年以内に震度6の確率は東北が驚きの低さ!!』
政府が毎年発表する日本の地震。30年以内に震度6弱以上揺れる確率。これ、東北が異様に低い。宮城県5%、秋田県7%、福島県6%。びっくりぽんです。まったく311の余震が想定されていません。これを信じると東北地震の脅威を忘れてしまいます。まもなく東北にくる地震に対応できません。政府の地震調査研究推進本部は、東北の復興利権に配慮したのでしょうか。
『全国地震動予測地図2017年版』
南海トラフや首都直下は年々リスクが高まります。が、東北はリスクは逆に下がりました。おかしいです。彼らのミスの理由は貞観地震の余震は、古くて記録にないということでしょう。それに匹敵する311の余震が皆無であるわけがありません。学者の安易な誤解です。
東北は大地震後も強い揺れがけっして止みません。あそこは巨大地震後でも、いつでも大地震が来ます。証拠です。
江戸時代は詳しい資料が残っています。1600年代に強い東北の太平洋側の地震は、1608年仙台、1611年会津地震、慶長三陸地震、1616年宮城県沖地震、1635年蝦夷、1646年M7.6 仙台、1659年M6-7会津、1677年M7-8.0 延宝八戸沖地震、M8 延宝房総沖、1678年宮城県北部、1696年石巻津波。(Wiki 地震の年表 日本)より
17世紀のわずか100年に、東北は11つと大量です。地震が多い年ではなく、ごく平均的なものです。こんなにひしめく東北で、6%前後という30年以内に1つもほとんど来ないという確率は間違いです。正しくは、100%です。
このせいで、東北では地震へ関心が下がったように思います。東北のみなさんは、全国地震動予測地図を信じてはいけません。あれは大地震が起きた熊本を2-3%以下にした代物です。70-80%以上の地域だけ、近々くると理解すべきものです。今回は、東北もその数字になるべきでしたが、低すぎました。地震を警戒するための参考資料になっていません。
私は今回、地震学の知見にもとづいて話してます。あの確率地図をすべて真に受けてはいけません。
2017年05月26日
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